【音声学】英語の発音の仕組み*正しい発音ができればリスニング力UP!

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英語学習でぶつかる壁。発音。

日本語と英語はまったく異なる音、仕組みを持った言語です。

例えば、日本語には「あいうえお」の5つの母音しかありませんが、英語には22個の母音があります。

英語を聞いたときに、どうしても日本語の発音に置き換えてしまうため、英語の音を正しく聞き取ることができません。

まずは英語の音の仕組みを知ること、正しい音を知ることが大事になります。

正しい音を知り、自分で発音できるようになること。

そうすれば英語が正しく聞き取れるようになってきます。

この記事では簡単な音声学、英語の発音の仕組みを説明していきます。

子音の発音をマスターすれば脱日本語英語?!

英語の子音は全部で23個あります。

日本語は子音と母音を組み合わせて発音しますが、英語は子音のみの発音も多くあります。この子音のみの発音が日本人にとってなじみのない音となってしまうので、日本人にとっての発音習得のネックとなってしまいます。

日本語の単語は、語尾が子音のみで終わることはありません。そのため、何も意識しなければ頭の中で勝手に母音をつけ足して発音してしまいます。

また、子音のあとに母音がくっつくため、子音がそんなに強く発音されることがない日本語に対し、英語の子音は単体で強く、はっきりと発音されます。

子音を子音のみのまま止めること、強くはっきり発音することができれば、カタコトの日本語英語ではなく、英語らしいなめらかな発音になります。

このように、気を付けるべきポイントがわかっていれば、自分が何につまづいているかがわかります。あとはひたすら練習するだけです。

スポーツでも同じですね。まずは正しいフォームを覚えること。そしてひたすら練習。

英語をマスターするには地道な努力と時間が必要ですが、まずは正しい発音を身に着けることでリスニングもスピーキングも、リーディングも、吸収力がぐっと変わってくると思います。

有声音と無声音の違い

まず子音は有声音と無声音に分けられます。

有声音と無声音の違いはなんでしょう?

のどの振動で確認できるので実際に音を発声しながら喉に手を当ててみてください。

有声音(voices sound)

喉に手を置いたときに振動を感じる音。

無声音(voiceless sound)

喉に手を置いたときに振動を感じない音。

いかがでしょうか。

この振動している部分は「声帯」です。

子音の音の種類・音の出し方

発音するときの舌の場所や、音の出し方もさまざまです。

ひとつひとつの発音の種類を丸覚えする必要はありません。

ただ、舌の位置がどこにあるべきか、口をどう動かすべきかがわかっていると、正しい発音により近づくことができます。

それぞれの発音を見ていきましょう。

両唇音(bilabial)

上下の唇が使われる音。

口紅をつけたあとにぱっとするときと同じくらいしっかりと唇をくっつけて発音します。

▼[p][b][m][w]

鼻音(nasal)

鼻の付け根あたりに触れた手がぶるぶるっと振動を感じる。口の天井のやわらかい部分、「軟口蓋」(velum)を下げ、呼気が鼻腔を通る状態で作られた音。

▼[m][n][ŋ]

口音(oral)

軟口蓋を上げ、呼気が口腔を通る状態で作られた音。

舌は口内のどこにも触れない。

▼[ʃ] [ʒ] [tʃ] [dʒ] [r]

(例)Asia, vision, decisionなど

歯音(dental)

舌先が前歯の裏あたりの歯にくっつけて発音する。

▼[θ][ð]

(例)Thank you. やthink, thingなど

歯茎音(alveolar)

舌先が前歯の裏あたりの歯の根元にくっつく。

▼[t][d][s][z][n][l]

破裂音(plosive)

どこかで息をせき止めて、ぱっと開放するときに出る音。

▼[p][b][t][d][k][g]

摩擦音(fricative)

上下の唇の間のわずかな隙間を呼気が勢いよく通り抜けて摩擦させる音。

▼[s][θ][∫][f][h][v][ʒ]

破擦音(affricative)

破裂音と摩擦音を組み合わせた音。

▼[t∫][dʒ]

移行音(glide)

口の一部をいったん狭くして、広げながら出す音。

▼[w] [r] [j]

正しい発音を知ることの重要さ


口の動きは同じでも、有声音と無声音の違いで、音のレパートリーがまた広がります。実際発音してみていかがでしょうか。日本語を発するときに比べ、破裂したり、摩擦したり、舌を動かしたり、エネルギーのいる発音です。それだけ英語のほうが音の出し方がバラエティ豊かです。

正しい口の動きを覚えること、何度も英語を聞いて、発音してみることでどんどん訓練されていきます。

日本語にはない発音なので、英語を話せるようになるには、この訓練が必要不可欠になってきます。

私は大学で音声学を専攻しました。何度も音を聞き、発音し、音声学を学ぶうちに英語がすっかり好きになりました。今まで発音できなかった音が発音できるようになることがとても嬉しかったです。

発音の基礎を覚えたうえで、単語を覚えたり、英文を読んだり、英語を聞いたりすると、頭の中で一度日本語に置き換えることなく、英語がすんなり頭に入ってきます。

一度発音できるようになれば、今まで聞き取れなかった英語が耳に入ってくるようになってきます。会話ができるようになります。

英語をマスターしたい!これから勉強する!という予定であれば、まず発音の基礎を覚えておくとあとの勉強が楽になると思います。

参考サイトと本

▼参考サイト

www.bigtreeinthehouse.comこちらのサイトでは音声学における発音の説明が丁寧にまとめられています。

▼参考にした本

「英語耳 発音ができるとリスニングができる」

著者:松澤喜好

発行:株式会社KADOKAWA

専門的な言葉も多く、音声学を独学で理解するのはとても難しいかもしれませんが、こちらの本はとてもわかりやすい言葉で一つ一つの発音を説明してくれています。

舌のあるべき位置も図で示してくれているのでまねしやすいです。

CDもついているので、私はこのCDをひたすら聞いて音をずっと聞いていました。

自分が正しい発音ができているか判断するのは難しいですが、英語の音読を録音して自分の発音を聞きながら、正しい発音に近づけるよう何度も練習しました。

英語が聞き取れるようになれる英語耳を身に着けるためのステップが明確に示されているのでとても良かったです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

日本語なまりの英語ではなく、ネイティブに近い英語が話せるようになれば、自信もつきますね。

正しく発音できれば自然と英語を正しく聞き取ることができるようになり、リスニングスキルも上がってきます。

とにかくたくさん英語を聞く!たくさん発音する!を繰り返して英語力を上げていきましょう。

少しでも参考になれば嬉しいです。